幕張どうぶつ病院の統合医療
当院では現代西洋獣医学だけでなく、補完・代替医療(CAM;Complementary and Alternative Medicine)
を取り入れた統合医療を目指しております。
詳しくは下記メニューをクリックしてください。
アドバンスケアプランニング(ACP:意思決定支援)
☆ACPで大切なこと(人医療)
①家族だけでなく、本人の意思を最優先する
②とことん治療する選択肢から、何もしない自然の選択肢まで考え得る全ての選択肢を提示する
③その時点で関係する全ての人と十分に議論する
④決断に迷う当事者に寄り添い、決断は変わっても良いことを伝える
⑤後で「これで正解だったんだ」と言ってあげられるプロセスを踏む(結果ではなくプロセスを大切に)
☆ACPで大切なこと(獣医療)
①動物の性格を一番理解しているのは飼い主さん家族であるため、入院、通院、投薬、食餌など、動物がどこまで受け入れることができそうか、どこまで家族が協力して看護してあげられるかどうかを考えてあげる
②標準治療、補完代替療法、無治療での経過観察など選択肢や組み合わせはいくつもあるため、その選択肢の中から飼い主さん家族が出来得る方法を選んでもらう
③対象となる動物に関係する全ての家族と十分に議論する
④病状の進行や経過とともに最初に決断した選択肢で良かったのか迷ってしまう場合や、現在の治療や処置に対して動物が抵抗するため、飼い主さん家族や看護される側の動物がストレスになっている場合は、いつでも治療・看護の内容を変えても良い
⑤生き物は必ず最後には死を迎えるため、それまでのプロセスを大切にする
☆ACPの3つのコア概念
・動物を飼う飼い主さんによって最善は違う
・気持ちは変わってもよい
・結果よりも過程を大切にする
〇「死」は医療の敗北ではなく、いつか亡くなる「死」に飼い主さん家族も獣医師も向き合って、亡くなる時にどんな最期を動物に迎えさせてあげたいかを考えることが大切です。生き物はいつか必ず亡くなります。亡くなるまで全てのヒトや動物が治療を受け続けなければならないわけではありません。
幕張どうぶつ病院